多くの食べ物には「旬」があり、その時期に食べることには、意味があると考えられています。
そのひとつが、食物が持つからだを温めたり冷やしたりする作用を、効果的に活用することです。
たとえば、夏野菜のキュウリやトマトにはからだを冷やす作用、カボチャやハクサイなどの野菜にはからだを温める作用があるといわれています。そして、冬野菜と同様に肉類は一般的に体を温める食品として分類されることが多いようですが、実は豚肉は例外。
なんと、からだを冷やす作用があるとされているのです。
この作用を狙った料理に「豚の冷しゃぶ」があります。豚肉とキュウリを一緒に摂ることで、夏の暑気払いにうってつけのようです。
が、冷房の効いた部屋で食べると急激にからだが冷え、消化器官の機能を鈍らせる恐れがあるので要注意。もともとからだが冷えやすい人も、食べ過ぎには気をつけたい組み合わせです。
豚肉以外にからだを冷やす肉類に馬肉があります。馬肉の薬味にはニンニクやショウガが使われますが、理にかなったことですね。
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