シラス入り大根サラダ、シラスおろしなど、もはや黄金のバッテリーともいえる組み合わせがシラスとダイコン。日本人なら誰もが一度は目にしたことがある組み合わせなので、さぞかし食べ合わせもよいのだろうと考えがちです。
実際、ダイコンのカリウムがシラスの塩分排出を促すので、生活習慣病の予防にはよい食べ合わせという見方もありますが、どうやら一方では重大な問題もあるよう。
シラスをはじめとする魚類全般には、体の成長を促したり、体の修復を担うなど、重要な役割を果たす必須アミノ酸リジンが含まれています。ダイコンに含まれるリジンインヒビターという抗体は、このリジンの吸収を妨げることで知られています。必須アミノ酸は体内で作れないので、効率よく摂りたいもの。魚を食べる際は、生ダイコンはほどほどに!
では、同じ「魚」と「ダイコン」の組み合わせでも、ブリ大根はどうでしょう。実はこれはOKの食べ合わせ。リジンインヒビターは加熱調理の過程で変性、もしくは不活性化してしまうため、リジンの吸収が妨げられないのです。

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