貧血が気になる人は避けてほしい組み合わせ
お茶菓子の定番、かりんとう。緑茶とかりんとうは、さぞかし相性ぴったりかと思いきや、実は鉄分不足で貧血が気になる人にとってはよくない食べ合わせなのです。
かりんとうに使われる黒糖には鉄分が含まれているので、しっかり吸収したいところ。けれど、鉄分と緑茶に含まれるタンニンが結びつくと、水に溶けにくい「タンニン鉄」となってしまい、小腸での吸収が妨げられてしまうのです。
鉄分の中でもレバーなどの動物性食品に含まれる「ヘム鉄」なら、さほど影響は受けませんが、残念ながら黒糖に含まれるのは「非ヘム鉄」です。
ただし、非ヘム鉄とタンニンは摂取する時間さえずらせば問題ないので、かりんとうを食べたあと、30分ほどしてから緑茶を飲むといいでしょう。
時間をずらすのは……という人は、ビタミンCや動物性タンパク質を同時に摂れば鉄分の吸収を高めることができます。またタンニンを含まない牛乳なら大丈夫です。
タンニンはコーヒーや紅茶にも含まれるので、かりんとうを食べるときは注意しましょう。
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