ハムやジャムは、トーストやサンドイッチには必ずといっていいほど使われるポピュラーな食材です。1枚のパンに一緒に使うケースこそ少ないですが、ジャムトーストとハムを同時に食べることは珍しくありません。
実はこの食べ合わせ、問題があるのです。ハムには発色剤として亜硝酸ナトリウムが使われることが多いのですが、この亜硝酸ナトリウムは、ジャムに保存料として含まれるソルビン酸と体内で遭遇すると化学反応を起こし、発がん物質であるニトロソアミンを生成する可能性があるのです。
ただし、亜硝酸ナトリウム自体に毒性があるとか、発がん性があるというわけではありません。野菜など自然界にも亜硝酸ナトリウムは多数存在しています。
亜硝酸ナトリウムはハム以外にも、ソーセージやベーコンなどによく使われますので、食べ合わせには注意してください。ただし、ニトロソアミンはビタミンCによって生成が抑制されるので、ビタミンCを多く含む野菜などを同時に摂ればニトロソアミンの生成を抑えられると考えられます。
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